クローラーを呼ぶIndexing APIをご存じですか?「記事のインデックスが遅い!」をGoogle
Indexing APIで呼び出すのです。
数年前までGoogleにインデックスするのはすぐできたのですが、最近ではできないというこえも聞こえます。サチコのクロール見るとDNSエラーが原因であるなどいろいろあります。
『Google Indexing API』とは?
まずはインデックスの意味やSEO効果、APIについてご紹介いたします。
まずAPIとは?
「API」とは、「Application Programming Interface」の頭文字です。APIとは、この「何か」と「何か」が「アプリケーション、ソフトウェア」と「プラグラム」をつなぐもの、という意味になります。
APIとはソフトウェアやアプリケーションなどの一部を外部に向けて公開することにより、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるようにしてくれるものです。
つまりGoogleが提供してくれているのですね。
英文字だけで意味を理解しようとすると、アプリケーション・プログラミング・インターフェイスで、大雑把に言うと「アプリケーションをプログラミングするためのインターフェース」という意味です。
インターフェイスとは、コンピュータ用語でいうと、「何か」と「何か」をつなぐものという意味を持ちます。
Google Indexとは
Googleの検索エンジンのデータベースにWebページの情報が登録されることです。
インデックス(index)は、「見出し」や「索引」といった意味を持っています。
Googleなどの検索エンジンには膨大な情報が記録されており、ユーザーがなにかを「知りたい」ときにキーワードを検索すると知りたい情報が提示される仕組みとなっています。
SEOの検索順位は、以下3つの流れによって決まる仕組みとなっています。
- クロール:Googleの検索エンジンロボットであるクローラーがページを認識する
- インデックス:ページがGoogleのデータベースに登録される
- 検索結果の表示:Googleのアルゴリズムに則ってサイトが評価され、ページが検索結果に表示されるインデックスさせる方法
インデックスさせる方法の説明?
本来であれば下記の手法でインデックスさせます。
Google Search Consoleでリクエスト(サーチコンソールのURL検査ツール)
Google Search ConsoleのURL検査ツールを用いてインデックスされていないWebページをリクエストします。
公開や更新されたページをすぐに反映させたいときにインデックスを促進することができます
【手順は下記の通り】
・Google Search Consoleにログイン
・「URL検査」をクリック
・インデックスさせたいWebサイトのURLを入力
・「インデックス登録をリクエスト」をクリック
sitemap.xmlに追加する(XML/RSS/TXT サイトマップ)
クロールが効率的にWebサイトを回れるように、sitemap.xmlに追加しましょう。sitemap.xmlとは、Webサイト内のリストを指定して検索エンジンにサイトのコンテンツ構成を伝えるためのファイルです。
重要なWebページやカテゴリーページなどの優先度を高く設定し、効率的にインデックスさせられます。
sitemap.xmlの作り方については、下記の関連ページに記載しています。
関連記事:【SEO効果】robots.txtとは?確認方法や場所!読み方や書き方
内部リンク(HTMLサイトマップ)
インデックスさせたいページの内部リンクを設置します。
クローラーはWebサイト内のリンクを辿ってページをクロールします。ページがインデックスされるからです。
トップぺージはクロール頻度が高いと言われています。トップページにリンクを設置すると早くインデックスされる確率が高まります。
リンクが設置されていないWebページはクローラーに認識されにくいです。
関連コンテンツにリンク設置する・TOPページからの導線を作る。カテゴリーページにリンクの対策をしてください。
インデックスができない理由や現象は?
まずクローラーのアクセスもあり、問題なくレンダリングできているにも関わらず、インデックス登録の率が低い場合は、掲載コンテンツの品質を見直すと良いでしょう。
考えられる理由は?
・Googleからクロールされていないためインデックスされていない
・コンテンツの本文とタイトルの内容が違う
・世界的にクロールの数が減っている
・自然なクロールが少ないサイトほど発生しやすい
サチコのクロール見るとDNSエラーが過去に数回起きていているとの情報もあります。下記の設定をしているかご確認ください。
現在直面している現象は?
今回のインデックスに関する問題に直面しているサイトの多くには以下のような共通点がありました。
- 運用歴が浅い。
- アクセスが少ない
- 被リンクが少ない
- ペナルティは受けていない
- 2021年の夏以降「検出-インデックス未登録」が増加している。
特に2021年の夏以降に発生していることが多いです。
インデックスができない原因の推測:クロールの減少
Googlebotがストライキ! 11月11日午後6時(日本時間)以降、Googlebotは多くの大規模サイトでのクロール活動を大幅に減少させています。ご心配ですか?それにはスレッドが必要です
- 規模サイトでも同様にクロール数の減少が確認されている
- クローラーの開発者であるSeolyzer氏も、11/11からクロール数が劇的に減少していることを報告
- 304を返す(未更新の)ページにクロールが来ない傾向にある
- 後日、Googleのジュン・ミューラー氏もこの現象を認め、調査に入ったとのこと
- クロールは17日遅くから戻りつつある
引用元:Data Seemingly Proves Googlebot Crawling Has Slowed(翻訳)
Indexing APIの検証を設定
そんななか、Google Indexing APIが注目を浴びています。記事更新をクローラーに通知してクローリングするよう呼び寄せることができるのです。ただ、ブログでは利用はしてはいけないようです。
★検証のためご紹介します。利用するかはテストサイトのみでの利用をお勧めします。
Google検索セントラルによると
現在、Indexing API は、 JobPostingまたは BroadcastEvent がVideoObject に埋め込まれたページをクロールするためにのみ使用できます。
引用元:Indexing API の使用
求人やライブ配信を対象と説明しています。
今現在もIndexing APIの説明には「JobPostingまたはBroadcastEventがあるページのみ使用できる」と書かれています。
「Indexing APIでURLを投稿したら3分以内にGoogleにインデックスされた」とのことです。
Google API Consoleにアクセスし、新しいプロジェクトを作成
Google APIコンソール に移動して、新しいプロジェクトを作成しますIndexing APIプロジェクトを新規に作成していることを確認してください。そして、continueをクリックします。
「続行」をクリックした後に、以下の画面が表示されたら、プロジェクトの作成は成功です。
サービスアカウントを作成
①プロジェクトを作成したら、サービスアカウントのページを開きます。
サービスアカウントを作成します。まず、このサービスアカウントを作成するAPIプロジェクトを選択するよう促されます。
②サービスアカウントを作成するプロジェクトを選択すると、次のような画面が表示されますので、「サービスアカウントを作成する」ボタンをクリックしてください。
③サービスアカウントの作成画面で、新しく作成するサービスアカウントの名前と説明を入力します。
サービスアカウントID(メールアドレスなど)は後で必要になりますので、丸ごと選択してコピーしてください。
そして、一番下にある「作成」ボタンをクリックします。
④「作成と続行」をクリックして次のステップに進みます。
ロールを「所有者」に変更して、もう一度「続行」をクリックします。
⑤上記のようにロールをOwnerに設定したら、continueをクリックしてその変更を保存し、doneをクリックするだけです。
その後、APIキーを含むファイルをダウンロードすることができます。
ダウンロードするには、「Actions」列の縦に並んだ3つの点をクリックし、以下のように「Manage keys」を選択するだけです。
デフォルトのJSON形式を選択し、[作成]をクリックします。
Google Search Consoleで所有者としてサービスアカウントを追加
①Google Search Consoleへの登録と検証が必要です
Google Search Consoleを開き、左側の物件を選択し(プロンプトが表示された場合)、下部付近の「設定」をクリックします。
②「ユーザーと権限」をクリックします。
③アカウントの横にある3つの点をクリックし、「ユーザーの追加」をクリックします。
④ポップアップが表示されます。
「メールアドレス]フィールドにサービスアカウントID(先ほどコピーしたもの)を入力します。OwnerレベルのPermissionが設定されていることを確認し、[Add]をクリックします。
⑤サービスアカウントが新しい所有者としてリストアップされているのが確認できます。
⑥1つのプロジェクト、サービスアカウント、JSON APIキーを複数のサイトで使用することができますが、Search Consoleでサービスアカウントがすべてのサイトの所有者として追加されていることを確認してください。
WordPressにプラグインを設定
①プラグインをインストールしたら、WordPressの管理画面からRank Math > Instant Indexing Settingsに移動し、Google API Settingsタブで、JSONファイルの内容を貼り付けるか、ファイルをアップロードするだけです。
投稿が公開、更新、削除されると同時に、Indexing APIがあなたのウェブサイトをクロールするためにGoogleにpingを送信したい投稿タイプを選択し、[変更を保存]をクリックしてください。
②Googleのindexing APIを使って、あなたのサイトのどんな記事やページもほぼ瞬時にインデックスさせることができるようになりました。
ページ上部から「コンソール」タブに移動します。以下のような画面が表示されるはずです。
③Instant IndexingにURL(複数可)を入力し、Action as Googleを選択します。URLを公開/更新する。そして、Send to APIボタンをクリックします。
④以下のようなAPIからの応答が表示されるはずです。
⑤「URLを削除」または「URLのステータスを取得」アクションを使用して、インデックスからURLを削除したり、URLの現在のステータスを取得したりすることができます。
ここでURLを入力してからインデックスを作成するのではなく、WordPressの投稿欄から行うこともできます。
投稿を更新したり、投稿のステータスを確認するためのオプションが表示されるはずです。
⑥複数の投稿を素早くインデックス化または更新することができます。
以上となります。
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