SimilarWebで他社(他者)のサイト分析ができるソフトです。SimilarWebは使えないとの声がありますが本当にそうなのでしょうか。
インフルエンサーのPVについて、SimilarWebで調べたらそんなにPV無いのに嘘をついている!という人はいます。ライバルサイトの動向を確認するにもつかえるソフトです。
つかえないとお話ししている人にSimilarWebの見方をおつたえしようかと思います。まずはSimilarWebについてお伝えします。まずはSimilarWebの見方を覚えましょう。
SimilarWeb(シミュラーウェブ)とは?使えない?使い方!信頼性は?見方!分析方法を紹介SimilarWeb(シミラーウェブ)とは

シミラーウェブはイスラエル製で、競合サイトのアクセス状況などを丸裸にしてしまうツールです。
無料で使うことができる。有料のプロ版もあるが、無料版だけでも十分に機能として使えるのでまずは使ってみよう。
シミラーウェブの情報はどこまで信憑性があるのだろうか?
シミラーウェブの情報はあくまでも推測値です。
データの取得方法としては、テレビの視聴率と同じようにユーザーからの情報提供や、独自のクローラーによる情報収集、インターネットサービスプロバイダからの情報提供によって成り立っているようですね。
引用元:デジタル世界の測定方法
下記URLからシミラーウェブにアクセスできる。
シミラーウェブ:https://www.similarweb.com/

左上のバーに調査したいWebサイトのURLを入れ、虫眼鏡マークをクリックしよう。
SimiarWebの数値はセッション数
合計訪問数を月数で割って算出します。訪問数は、訪問者が1つ以上のページにアクセスした場合に、ウェブサイトの訪問(セッション)とカウントします。30分以内に同じサイトへのアクセスがあった場合は同じ訪問に含まれます。30分以上操作を行わなかった場合、それ以降にユーザーが再びアクティブになった場合は、新たな訪問としてカウントされます。また、新しいセッションは午前0時に開始されます。
引用元:月間セッション数
SimilarWeb(シミラーウェブ)は見にくいの?見方や無料での使い方!
セッションというのは、1回の訪問と考えていただければ問題ない。左側のグラフが直近6ヶ月のセッション数の推移で、右側の数値は一ヶ月の値です。
セッション数の単位Kは1000であるから上図の例で、92.80Kは92,800の訪問があったことを示す。Mの場合は1,000,000であるから、1Mとなっていれば100万の訪問があったことを示します。

92.8Kで、Kは1000だから928000PVだと判断している人がいます。
しかしこれはTotal Visitsと書かれています。VisitsとはGoogle Analyticsで言えばセッションのことです。
「Pages per Visits」はGoogle Analyticsで言うところの「ページ/セッション」です。
Avg. Visit Duration | 平均セッション時間 |
Page per Visits | ページ/セッション |
Bounce Rate | 直帰率 |
SimilarWebで取得したサイトのPVは21000PVではなくSimilarWebで取得したサイトのPVは928000×「Page per Visits(4.82)」=447296PV となります。Page per Visitsというのがとても重要な指標なんですね。SimilarWebとGoogle Analyticsで例に出しているサイトは同じサイトです。
SimilarWebの数値はズレることもあります。でもズレる要因は大体わかっているのでその要因を排除した上で計算すると概ね正しい数値を出すことが最近だと出来るようになりました。
正解率は前後20%のズレはあるものの自分の所有しているサイトやアクセス解析のデータを見せてもらえるサイトの数値と比較すると概ね7割はあっている状況。
だからズレる要素を排除して競合他社のPV数等を調べるのであればある程度参考になるツールなんですね。

Direct | 直接URLを打ち込む、ブックマークなどからきた場合 |
Referrals | 他サイトに貼られたリンクがアクセス元の場合 |
Search | 検索結果から訪れた場合 |
Social | SNS経由でアクセスしてきた場合 |
メールのリンクからアクセスしてきた場合 | |
Display | ディスプレイ広告などからアクセスしたきた場合 |

分析をする方法
数値を眺めていると楽しいものだが、実際にどうやって分析にいかすのだろうか。
①アクセスを集められるWebサイトを絞り込む
アクセスを集めるのに成功しているかどうかを見極めることで、どんなWebサイトが集客に成功しているのかがわかるようになります。
競合他社のWebサイトを分析する上でまずはWeb集客に成功しているかどうかを調べましょう。
②1セッションあたりのページビュー数がわかる
ブログからの流入が多いWebサイトは、1セッションあたりのページビュー数は少なくなる。これはブログという性質上、アクセスは集められても、そのブログ1本をみたら即ブラウザを閉じられる傾向が強いからだ。ブログ1本見て課題解決できたらブラウザを閉じるというのはもっともなことだろう。
だから一概に1セッションあたりのページビュー数が少ないページが悪いということはないのだが、ブログをやっていないWebサイト同士を比較して一方が極端に数値が低ければ、ユーザー目線で何か大きな違いがあると考えることができる。
③流入元を見ることで戦略を立てよう
例えば流入元でSocialの占める%が多ければSNS戦略がうまくいっていると推測できる。その企業のSNSをマークすることで成果の出せるSNS戦略が見えてくるだろう。
DirectもReferralsもSocialもほとんどなく、流入のほとんどがSeachであれば、もしかしたらファンづくりに失敗しているのかもしれない。人気のある企業は大抵、DirectやReferralsやSocialの数値がある程度あるものだ。
Mailからの流入があればメルマガ戦略をしていることがわかる。であればどんなメルマガを出しているのか、登録してみるというのも手だろう。
④Referralsからも戦略が立てられる
Referralsの内訳を見ると、「あ、このサイトはここで紹介され、これだけのアクセスがあるのか」とか「この企業はこんなWebサイトも運営しているのか」というのが見えてくる。それが意外と面白い情報だったり、戦略のアイデアになることもある。
⑤競合他社を色々比較してみること
人気のある競合他社複数と自社のデータを色々比較してみよう。滞在時間が自社だけ極端に低かったり、直帰率が高かったりすると、何か問題があると考えることができる。
何に問題があるのかは競合他社のサイトをじっくりと分析してみると色々と気がつくことも多い。例えば、ファーストビューが圧倒的に弱い、UI(使い勝手)が悪い、スマホ対応が不十分ですぐに離脱されるなど。
まとめ
どんなキーワードで集客しているか、ある程度わかるツールになっているので、競合サイトを調べる時には便利です。SimilarWebの使い方・見方についてでした。
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