Prebid.jsの導入・運用するにあたって、なかなかハードルを感じている担当者も多いのではないでしょうか。
理由は、担当者に以下の知識を求められるためでしょう。
Prebid.jsはこの1、2どちらもある程度理解していないと、導入を始め、その後の安定的な運用もなかなか難しいです。
- GAMの理解
- Prebid.jsの理解
本記事ではその両方の間に立つような形で、GAMとPrebid.jsの両方の基本的な仕組みと、そこからPrebid.jsがGAMに対してどのように動いているかを説明したいと思います。
- GAMは分かるがPrebid.jsがよく分からない広告運用担当者
- Prebid.jsのドキュメント、ソースは読めるがGAMがよく分からない開発担当者
- どちらもよく分からないが、押さえておくべきポイントについて知りたい方
Prebid.jsとは?意味は?ラッパー
Prebidとは?意味は?
「Prebid.js」とは、とは、ヘッダー・ビディングにおけるオープンソースのクライアント側ラッパーソリューションです。
P1が提供するSSP「YIELDONE」も「Prebid.js」に対応しており、ビッダーのひとつとして参画しています。
オープンソースのプログラムであることから、一度導入すれば複数のヘッダー・ビディングのパートナーとの連携がより円滑になる、というメリットもあります。
おける、Header Biddingというソリューションの一種で、https://prebid.org/ において開発されているサービスであり、最大の特徴としてはオープンソースのテクノロジーであることが挙げられます。
各wrapper事業者によって、接続しているBidderは多少異なるものの、技術的には同じテクノロジーを使用しております。
Prebid.jsのテクノロジーを使ったwrapper事業者は非常に多く存在します。
フォーエムにおいてもFourM Wrapper(フォーエムラッパー)というwrapperソリューションを有しており、10社以上のBidderと接続しています。
Prebidの特徴!仕組みやメリットとデメリット
Prebid導入のメリット、そしてデメリットについてお話しします
メリット
広告単価収益の向上になります。
Header Biddingの登場によって、Google以外のSSPが良質な広告を買い付ける機会が生まれました。
」これによって、パブリッシャーは従来よりもより高単価で広告在庫を販売することが可能になりました。
またPrebidにおいては、オープンソーステクノロジーのため、透明性の高い取引が行われ、また、技術的に対応すれば、他のソリューションに比べてより多くの広告配信事業者の参入が可能になり、より収益性の高い取引の期待が見込まれます。
デメリット
Prebidはパブリッシャーサイドのサーバーで行われるため、デマンドソースの接続が増えると、サイトの読み込み時間の遅延につながってしまうのです。
また、GAMへの広告リクエストを一度止めてから入札を行うことになるので、広告表示の遅延のリスクも懸念されます。ただ、後者に関してはタイムアウト値というものを設定すれば、指定した時間内に入札がなければ、GAMへのリクエストが飛ばされるようにすることができます。
まとめ
アドテクもますます進化していますね。
コメント