ミスチル BOLERO(ボレロ)を覚えていますか。『BOLERO』(ボレロ)は、日本のバンド・Mr.Childrenの6枚目のオリジナルアルバム。1997年3月5日にトイズファクトリーより発売されたました。
どちらかというと、シングル曲が多くてベストアルバム的なイメージがあると思います。
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ミスチル「BOLERO」はなぜ暗いし怖い?
アルバムの曲を聞いてみると、全くシングルと違い、アンバランスがよくないようなイメージもありましたが、今更ながら評判はどうだったのでしょうか
前作『深海』から約8ヶ月ぶりのアルバムで、通常版のみの発売となっている。表記はないが、本作はHDCD仕様となっている。
リリース 1997年3月5日
録音 Studio Tokyufun
Abbeyroad Studio
Orchard Hall
Hitokuchizaka Studios
Victor Studio
On Air Azabu Studio
ジャンル J-POP
ロック
時間 56分50秒
- 本作には6thシングル「Tomorrow never knows」、7thシングル「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」、8thシングル「【es】〜Theme of es〜」、9thシングル「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」と、最新曲「Everything (It’s you)」の5曲が余さず収録されており、ベストアルバムともいわれていました。
- 当時の雑誌インタビューで桜井和寿は「(『深海』と『BOLERO』)は3Dメガネの青と赤のようなもの。両方揃って初めて立体に見える」と述べています。
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売り上げ
週で173.5万枚を売り上げ、自身のシングル・アルバム通じて自己最高を記録した。累計売上は328.3万枚(で、4thアルバム『Atomic Heart』に次いで2番目に高く、オリコンの集計でアルバム2作品で300万枚を達成したのはMr.Childrenが初めてでした。
4thアルバム『Atomic Heart』に次いで2番目に高く、オリコン集計でアルバム2作品で300万枚を達成したのはMr.Childrenが初でした。
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収録曲は?
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「prologue」(オーケストレーション: 中西俊博) | 桜井和寿 | 0:57 |
2. | 「Everything (It’s you)」 | 桜井和寿 | 5:20 |
3. | 「タイムマシーンに乗って」 | 桜井和寿 | 5:49 |
4. | 「Brandnew my lover」 | 桜井和寿 | 4:47 |
5. | 「【es】 〜Theme of es〜」(ストリングス・アレンジ: 小林武史 & 桑野聖) | 桜井和寿 | 5:49 |
6. | 「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」 | 桜井和寿 | 4:29 |
7. | 「傘の下の君に告ぐ」 | 桜井和寿 | 3:21 |
8. | 「ALIVE」 | 桜井和寿 | 6:39 |
9. | 「幸せのカテゴリー」 | 桜井和寿 | 5:13 |
10. | 「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」 | 桜井和寿・小林武史 | 4:37 |
11. | 「ボレロ」(オーケストレーション: 中西俊博) | 桜井和寿 | 4:40 |
12. | 「Tomorrow never knows (remix)」 | 桜井和寿 | 5:08 |
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BOLEROのジャケットの女の子が怖い!ウクライナ
ジャケットは異国の少女が1人、一面に咲き広がる向日葵の中でボレロの代名詞でもあるスネアを叩いている写真で、メンバー以外の人物がジャケットに起用されたのは本作が初です。
オーディションで選ばれた子だとどこかで読んだ記憶があります。 桜井さんの娘説が出たりしましたけど違ったようですね
ジャケットには異国の少女が一人、一面に咲き広がるひまわりの中でボレロの代名詞でもある小太鼓(スネア)を叩いている写真が使われている
ジャケットは異国の少女が一人、一面に咲き広がる向日葵の中でボレロの代名詞でもあるスネアを叩いている写真です。この写真になぜか不気味さを覚えたましたね。
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ミスチルのBOLEROは深海より暗くなっていないか
深海との関係でくらくなった
発売前に一部雑誌には「青盤(『深海』)」と「赤盤(『BOLERO』)」による2枚組という情報が流れた経緯もあり、『深海』と同時期に制作されていたが同作のテーマにはそぐわないという理由で収録しなかった曲もあるため、対になっている面がある。
桜井和寿は
- 「(『深海』と『BOLERO』は)3Dメガネの青と赤のようなもの。両方揃って初めて立体に見える。」
- 大ヒットしたシングル曲が多く、収録されたのは「ファンへの感謝の気持ち」とのこと
- 「当初の予定では、ヘヴィな『深海』を作ったあと、今度はポップにスコーンと抜けた『BOLERO』を作る予定だったのが、当時の心境と『深海』の音楽性がリンクし過ぎて、思った以上に深いところへ行ってしまい、いざ『BOLERO』を作り始めても、『深海』を引きずったところがあった」
ただ、小林武志は「(ベスト盤的な要素のある)このアルバムは、いいものなのかどうか解らない…」と評価を濁しています。
ミスチルは日本の歌を歌うことが少ないのですが、何故かこのアルバムでは毒ついていましたね。
3曲目「タイムマシーンに乗って」
侵略の罪を 敗戦の傷を
アッハッハ 嘲笑うように
足並み揃えて 価値観は崩壊してる
オットット こりゃまるでタイトロープダンシング
7曲目「傘の下に君に告ぐ」
あっぱれヒットパレード うわっぱりのオンパレード 慰霊の歌を贈ろう
資本主義にのっとり 心をほっぽり 虚栄の我が日本です
ミスチルの深海は問題作と言われましたが、このアルバムも充分に問題作と言われても仕方ないと思われる内容でした。
ポップなシングル曲が含まれているので、あまり感じることはありませんでしたが。
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ミスチルのALIVE(アライブ)が大人気!Bzの松本孝弘が大絶賛
Bzの松本孝弘がほめていたのを思い出す。 中間の「う―――う―う―――」という部分ですね
ボクらはスーパーマン”……(ALIVE)
レディオヘッドがやっていてもおかしくないようなエレクトロニカの影響を受けたようなダークなナンバー。間違いなく本作の白眉であり、B’zの松本孝弘も賞賛を贈ったそうです。
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前半は絶望的な歌詞です。
この感情は何だろう。無性に腹立つんだよ。自分は押し殺したはずなのに。馬鹿げた仕事を終え環状線で家路をたどる車の中で全部降りたい。寝転んでたい。
さぁ行こう。夢はなくとも、希望はなくとも
特に曲の前半は、悲観的な要素が強く現れています。
言葉に出来ない気持ち。
絶望や失望、苛立ち。
歌詞にも「無性に腹立つんだよ…」「馬鹿げた仕事を終え…」「全部おりたい 寝ころんでたい…」といったフレーズがあるし、メロディも重く沈んだ感じに響きます。
そのため最初は、なんて暗い曲なんだろうと思う人が多いかもしれません。っていうかここでもうこの歌が嫌いになるかもしれません。
ただ、桜井和寿は本当に歌いたいことは、2番目の歌詞に書いているといっていますので、後半に伝えたい事があると思います。
後半に向けて希望が見えてくる
誓いは破るもの 法とは犯すもの それすらひとつの真実で
迷いや悩みなど 一生消えぬものと思えたなら ボクらはスーパーマン怖いものなんてない 胸を張ってたい そして君と さぁ 行こう
後半になるにつれ、少しずつ希望の光が見えてくる曲になっています。前向きな歌詞が出て、ます重ために感じていたメロディが徐々に力強さに変わって響いてくるのが分かります
最初は暗い内容だと思っていたが、生きていればどこか希望を感じることになっています。「生きていればなんとかなる」という希望に溢れたものとなっているのです。
ただ、それだけです。生きていればきっとなんとかなるです。当時の桜井和寿の感情は生きることだけに気力はあったのでしょう。ですが、完全にうつ状態ですね。
深海では、『抗うつ剤を僕にくれ』といってますからね。でもその頃に比べると回復期にはあったのかもしれませんがね。
ただ、前半の絶望的な暗さから後半にかけて、希望に満ちていく歌詞のため、聴いていくうちに「ALIVE」の魅力が増してくるというファンは多いのです。
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まとめ
このころの桜井さんはマスコミには叩かれていました。また、手に入れた音楽業界のトップという立場のかわりに失ったものも多くあったのでしょう。CrossRoadのころの桜井和寿とは風貌が全く異なっています。目がうつろりになり、狂気にも満ちています。
今の桜井和寿は幸せだと思います。ALIVEのような歌詞を書くことはないでしょう。
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